お寿司屋さんのガリの作り方



生姜の栄養成分

 

 

「生姜は健康にいい!」というイメージがあると思います。実際の生姜の栄養成分量(可食部100gあたりの成分:五訂日本食品標準成分表参照)ですが、エネルギー量は30kcal、水分は91.4g、たんぱく質は0.9g、脂質は0.3g、炭水化物は6.6g、灰分は0.7g、飽和脂肪酸はゼロ、不飽和脂肪酸はゼロ、コレステロールはゼロ、食物繊維は2.1g。ビタミン類はカロチン:5μg、E:0.24mg、K:0μg、B1:0.03mg、B2:0.02mg、ナイアシン:0.6mg、B6:0.13mg、C:2mg葉酸:8μg、パントテン酸:0.21mg。ミネラル成分(無機質類)は、ナトリウム:6mg、カリウム:270mg、カルシウム:12mg、リン:25mg、マグネシウム:27mg、鉄:0.5mgという成分比率になっています。

 

単に栄養素だけをみると、別に特別で栄養豊富な食材ではない感じもするわけですが、生姜の特徴はあの独特な香り成分にあるのです。これに健康効果があるのです。この香り成分はシネオールで、ローズマリー、ユーカリ、ニアウリなどにも含まれているファイトケミカルです。高血圧、高コレステロール、冷え症、不整脈などの改善などの効能が期待されています。

 

食欲増進の働きについても期待され、お寿司を美味しく食べるのには欠かせないのです。ミネラル成分のリウムなどもしっかり含まれています。

 

ビタミン類も、ビタミンE、ビタミンB1、B2、ビタミンB6、ビタミンCなどいろいろ含まれています。特にビタミンEには強い抗酸化作用があるのが特徴で、身体に害を与える活性酸素から護る作用があります。更にビタミンEは血行促進などの生活習慣病予防にも役に立ちます。老化防止(血管や、細胞、肌など)にも作用し、通称「若返りのビタミン」とも呼ばれます。

 

ビタミンB1は水溶性のビタミンB群ですが、これは「疲労回復のビタミン」と呼ばれ、炭水化物 (糖質)の代謝促進をする作用を持っています。従って、白米を主食にしている日本人にとっては特に重要です。エネルギーをつくる補助作用もあります。また、ビタミンB2はリボフラビンとも呼ばれ、脂肪を燃焼させる効果があって、ダイエットに役立ちます。