お寿司屋さんのガリの作り方



食材としての活用

 

 

美味しいガリを作るにしても、まずはいい材料を選ばなくてはなりません。まず、いい生姜の選び方についてですが、「新生姜・シンショウガ・」は、色ができるだけ白っぽくて、しかも艶がある、茎の切り口がキレイな紅色の状態の物がお勧めとなります。

 

ちなみに「老成生姜・ヒネショウガ・」の場合は、表面の艶と張りの確認をして、大きな塊であり、出来るだけ丸みのあるふっくらとした物を選びましょう。小さくて細いものは繊維質が多くなっているので、皮を剥いても使える部分があまり多くないのです。

 

「葉生姜」、「矢生姜」は、茎が太すぎないものにしましょう。葉先の色は鮮やかなグリーンのものがお勧めです。

 

生姜の保存についてもお話しておきましょう。基本的には水に浸して冷蔵庫に入れ、保管します。よく失敗するのが、塊で買っても、一度ではなかなか使いきれないので、残った分が傷んでいまい、結局捨ててしまうということでしょう。数日以内に使い切るなら、ラップをまいてから冷蔵庫に入れておけば大丈夫なのですが、長期保存するなら、タッパーに水を張り、そこに生姜を入れ、しっかりフタをして、数日ごとに水を換えれば1カ月程度はもちます。

 

生姜を冷凍保存する人もいるとおもいますが、その場合は塊のままで冷凍せずに、後で使いやすいよう、あらかじめ擂りおろす、もしくは細切り、みじん切りにしてから小分けして、これをラップでしっかり包んで冷凍する方がいいでしょう。塊のままで冷凍してしまうと、使う時にも塊ごと解凍しなければならなくなります。さて、では美味しい生姜の甘酢漬へと進めましょう。