お寿司屋さんのガリの作り方



生姜の甘酢漬

 

 

生姜の甘酢漬、通称ガリの作り方です。美味しいものにするために、必ず新生姜を準備しましょう。加工する前には水に漬けます。それは乾燥を防ぐためで、鮮度が良ければ必要ありません。

 

また、手袋をすることをお勧めします。それは手の脂が入ると保存性が下がるからです。

 

まずは生姜の皮をむいてから薄くスライスします。皮をむく際はスプーンを使って引っ掻くようにすれば無駄が少なくなります。これを熱湯にさっと通してから、アク抜きのために冷水にとります。

 

次は冷ましておいた甘酢に漬け込んでいきます。甘酢の基本的な比率は、酢:カップ1杯、砂糖:大さじ5杯、塩:小さじ1/2杯です。これを火にかけて、調味料を溶かしてから冷ましてください。砂糖の代わりに果糖等を使うのもOKです。その場合は砂糖よりも3分1くらいで量は足りるはずです。

 

漬け込む時間は厳密に決まっているわけではありませんが、基本的に3時間程度漬け込めば、充分美味しく食べられます。

 

ガリには白いものと薄いピンク色のものがありますが、生姜の赤い部分を一緒に入れることでピンク色に仕上がります。逆にそこを入れなければ白ガリになるわけです。専門のガリ屋さんが作るガリは、ちょっと甘過ぎると感じるかもしれませんし、ピンク色にするのに着色しているケースも多いようです。それなら是非、家で満足できるようなものを作ってみようではありませんか!

 

ちなみに寿司屋でのガリという符牒ですが、生姜を切る時にもガリガリ、食べる時にもガリガリするから、とされています。